最近、よく耳にするようになったことは、「親はもう高齢なのですが何歳まで元気でいられるのでしょうか」や「介護になって有料老人ホーム等に入居した場合、長生きすればかなりお金がかかるので心配になってきた」等です。
正直、誰にも寿命はわかりません。ただ、介護施設に関しては、最初から公的施設をあきらめるのではなく、一度、地域包括センターやケアマネにご相談してみることをお勧めします。私の知り合いでも介護老人福祉施設(以下、「特養」という)にすぐに入所できなかったので、一時的に有料老人ホームに入居して、その後、特養に入所したという話も聞いたりします。
さて、話題は変わりますが、私の親の遠距離介護は昨年4月をもって終わりました。約20年前に介護がスタートしました。介護は母親から始まり、約8年前に父親も介護認定を受けました。母親と父親を合わせた介護期間はおおよそ18年くらいです。母親の時は父親が自宅で介護を行っていましたが、その後、要介護5となり、施設に入所しました。その当時より父親の物忘れがひどくなり、76歳くらいの時に介護認定を受けました。
下記は、一人暮らしで地方に住む父親(76歳くらい)が、介護認定を受けた当時の状況を私が簡単な日記にしたものです。
2013年3月3日
要支援の父に電話をして食生活を確認しました。ちょっと前からラーメンばかりを食べているので、血圧が高くなって・・・ラーメンはやめるように言っているのですが、父「わかった、もうラーメンは食べないよ」。今日、電話すると、父「お昼は、いつものラーメン屋でラーメン食べてるよ」。ラーメンは食べないように言ったのに。本当に、何度言っても・・・
遠距離だけにどうしょうもありません。
2013年2月24日
先日、要支援2の父親に電話をしました。最近は、毎回同じ話です。というのが、もう77歳になるから「いつ死ぬかわからない」だから保険や重要書類の置き場所はここにある等。毎回、このような話ばかりされても。。。高齢者はそうなんですかね?昔、母がまだ在宅介護で意思疎通ができた頃、「お父さんがもう年でいつ死んでもおかしくないから。との話しかしないので嫌になると」言っていたのを思い出しました。趣味などがあれば違うのでしょうね。
2013年2月4日
昨日、要支援の父に電話をしたところ、父「ちょうどよかった。話したいことがあったんだよ」。私が「何?」と聞くと父「なんだたっけ?」と言うので、思いだしたら電話してと言っておくと、夕方に父から電話があり、てっきり思いだしたのかなと思ってたら、父「今、お母さんのところ(老健)に来ているので、電話代わるよ」と。私は電話をかわり要介護5の母と話したのですが、母は、失語症で泣いてばかりです。その後、父と話したのですが、昨日の話したいことは全く覚えていない様子でした。母は、老健に入所しているので、変化があれば職員さんから電話があると思うので安心です。しかし、要支援の父は。。。。
遠距離介護や一人暮らしの高齢者は、「見守りサービス」は必要だと痛感しています。今すぐにでも、親の様子をすぐに見に行ってもらえる環境を整えておくことが重要ではないでしょうか。