40代から考える「介護費用の不安」を減らすために今できる3つのこと

40代のあなたにとって、介護という問題はまだ先のことのように感じるかもしれません。

 

しかし、介護は予期しないタイミングで突然襲ってきます。親が急に介護を必要とする状況に直面することもあれば、あなた自身が親の介護を見守る立場になることもあるでしょう。

 

私自身も35歳くらいの頃に親が介護を必要とするようになりました。

 

突然、電話がかかってきて状況を知らされ、驚きと戸惑いの中、すぐに帰省したことを今でも鮮明に覚えています。

 

その時、私は何とか親が助かってほしいという一心で、介護費用のことを考える余裕は全くありませんでした。

 

しかし、振り返ってみると、事前に介護にどれくらいの費用がかかるのかを知っておけばよかったと強く感じています。

 

もし、ある日突然親が事故などに遭い、介護が必要になった場合、急な費用負担に直面することになります。

 

このような事態に備えるためにも、今から介護費用について真剣に考え、準備を進めることが非常に重要です。

 

40代から介護費用の不安を減らすためには、早期の準備と計画が欠かせません。このブログでは、あなたが今できる準備を3つの観点からご紹介します。

介護に備えた「心構え」の作り方

介護に関する一番大事なポイントは、心構えです。

 

介護はどんなに準備をしていても、肉体的・精神的・経済的な負担が大きいです。

 

しかし、心の準備ができていれば、実際に介護が必要になった時に冷静に対応できる余裕を持つことができます。

  • 親の介護が現実的な問題になったときの心構え

介護が必要になった時、最初にするべきことは、親の体調や介護の状態などを正しく理解することです。

 

介護が本格的に始まる前に、親の健康状態や生活環境などをしっかりと把握し、どの程度の介護が必要なのかを見極めることが重要です。

 

また、介護が必要になった際には、まず地域包括支援センターに相談することをおすすめします。

 

地域包括支援センターは、高齢者の介護・医療・福祉などに関する総合的な相談窓口であり、親の介護度に応じた支援やサービスの紹介をしてくれます。

 

さらに、誰かに介護を任せる前に、まずは自分がどれくらいの負担を感じるのかを把握しておくことも大切です。急な負担がかかることを避けるために、事前に情報を集め、予測しておくことで、冷静に対応できます。

  •  自分の未来に対する心構え

40代は、介護だけでなく自分自身の健康や老後の生活などについても考え始める時期です。

 

自分の老後資金や将来介護を受ける可能性があることを念頭に置き、どうすればそれに備えられるかを考えましょう。自分の健康維持や老後の生活費についても、今から計画しておくことが重要です。

介護費用をカバーする「家計の見直し」

早ければ40代になると、介護費用をどう準備するかという問題は、避けて通れない現実です。

 

しかし、今の生活の中で無理なく介護費用の準備を進めるためには、家計の見直しが不可欠です。

 

①生活費の中で「使途不明金や無駄」を見つける

まずは家計の中で「使途不明金や無駄」を見つけることが重要です。

 

特に、使途不明金や無駄な支出を見直すことから始めましょう。

 

家計が赤字の場合は、その後、保険や携帯電話などの固定費を見直して削減することが必要です。毎月の家計を黒字にすることがスタート地点です。

 

黒字が出たら、介護費用がどれくらい必要かを検討し、その準備に進みます。

 

もし家計簿をつけていない場合は、最低でも2〜3カ月分をつけてみると、現状がはっきりと把握できます。これにより、無駄遣いを把握し、節約できるポイントを見つけやすくなります。

 

②介護費用の準備を始める

介護費用を準備するためには、「NISAなどの投資や積立貯金」を利用することが大切です。

 

毎月少額でも構わないので、定期的に積み立てていきましょう。積立額が少額でも、早めに始めることが重要です。長期的に見れば、早く積み立てを始めることで、将来の負担が大きく軽減されます。

 

NISAなどの投資を活用して介護費用を準備する場合、運用には波があるため、途中でやめずに長期的に続けることが必要です。

 

「長期・積立・分散投資」を行うことでリスクを分散しながら、安定した資産形成を目指しましょう。

 

また、預貯金だけに頼る場合、インフレによってお金の実質的な価値が目減りする可能性もあることを理解しておくことが重要です。

 

③民間介護保険を検討する

民間介護保険は、要介護状態等になった際に一時金や年金形式などで保険金を受け取ることができる商品です。

 

保険内容は保険会社によって異なりますが、40代から加入することで将来の介護費用を軽減できる可能性があります。

 

掛け捨てタイプや積立型の商品もあるため、シンプルで理解しやすいものを選ぶと、後々請求時にも困りません。

 

加入時に健康状態の告知が求められる場合もあるため、健康面に不安がある場合は早めに検討することが大切です。

 

「介護を受ける側」も視野に入れる

介護費用について考えるとき、実は自分が「介護を受ける側」として準備することも忘れてはいけません。親だけでなく、自分自身の老後のことも考える必要があるのです。

  • 健康管理と自己投資

40代からは、自分の健康状態をしっかりと管理し、可能な限り長生きできるように準備しておくことが大切です。

 

例えば、定期的な運動や食生活の見直しを行うことが、将来の介護を避けるための第一歩になります。健康を維持するための自己投資をすることで、将来の介護負担を減らすことができるでしょう。

  • 老後資金の準備を早めに始める

介護が必要になったとき、老後の資産がどれだけあるかが大きなポイントになります。今のうちから少しずつ貯蓄や資産運用を行い、介護を受ける際の経済的負担を軽減できるようにしておきましょう。

 

老後資金の準備は、早ければ早いほど楽になります。

まとめ

40代という年代は、介護に関する準備をしっかりと始める最適な時期です。

 

親の介護、そして自分自身の介護と向き合うためには、心構え、家計の見直し、そして保険や積立を活用することが大切です。

 

介護の不安を減らすために、今からできることを一歩ずつ進めていきましょう。

 

介護は他人事ではなく、あなた自身にも関わる問題です。早めに備えることで、いざという時に安心して対応できる準備が整います。

 

40代から始める介護準備で、未来の不安を軽減し、より安心できる生活を実現しましょう。

 

もし、今すぐにでも介護費用や老後資金について相談したい方がいれば、ぜひお気軽にご相談ください。介護費用に関する具体的なアドバイスや資金計画を一緒に考え、最適な方法をご提案いたします。

 

【お問い合わせはこちら】

 

介護費用や老後資金に関する相談を実施しています。

まずはお電話またはメールでお気軽にお問い合わせください。