【2025年版】変動10年個人向け国債と新窓販国債を徹底比較/どっちがおすすめ?

こんにちは。ファイナンシャルプランナー(FP)・行政書士の河村修一です。

 

親の老老介護・遠距離介護を実際に経験した立場から、相続手続きや遺言書の作成、財産管理に加え、介護費用の見通しや保険の判断、老後資金の準備まで幅広くお手伝いしています。

 

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この記事も、そんなお悩みを持つ方のヒントになれば幸いです。

 

介護や老後に備えるには、「お金の準備」が欠かせません。

 

特に、親の介護費用や将来の医療・生活費を支える手段として、安全性の高い資産運用をどう始めるかは多くの方の共通の関心事です。

 

将来の金利上昇に備えて、安全かつ着実に資産運用を始めたいと考えている方に人気なのが「国債」。

 

中でも注目されるのが「変動10年型の個人向け国債」と「新型窓販国債」です。

 

今回はこの2つの国債について、その違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

将来の金利上昇に備えて、安全かつ着実に資産運用を始めたいと考えている方に人気なのが「国債」。

 

中でも注目されるのが「変動10年型の個人向け国債」と「新型窓販国債」です。

 

今回はこの2つの国債について、その違いやメリット・デメリットをわかりやすく解説します。


個人向け国債(変動10年)とは?


個人向け国債は、その名の通り個人だけが購入できる国債で、主に3種類(固定3年、固定5年、変動10年)があります。

 

その中でも最も利用者が多いのが「変動10年型」です。

  • 満期:10年

  • 金利タイプ:半年ごとに見直される変動金利

  • 金利水準:直近10年債の平均落札利回り × 0.66(下限年0.05%)

  • 中途換金:発行から1年経過後ならいつでも可能(元本保証あり。ただし利子2回分の一部が差し引かれます)

少額の1万円から購入でき、満期まで持っていれば元本は確実に戻るため、「安全第一」の運用をしたい方に向いています。


新窓販国債とは?


一方の新窓販国債は、通常の国債を金融機関の窓口で販売する「新型」の販売方式です。

 

以前は郵便局のみで取り扱っていたものが、平成19年から銀行などでも取り扱えるようになりました。

  • 満期:2年、5年、10年など

  • 金利タイプ:固定金利(発行時に決まる)

  • 金利水準:入札結果によって変動(上限・下限なし)

  • 中途換金:市場で売却可能。ただし市場価格によっては元本割れのリスクあり

  • 対象者:法人や団体も購入可能(購入単位:5万円〜、上限3億円)

新窓販国債は、利回りが市場環境によって高くなる可能性がある反面、市場価格によっては売却損が出るリスクも抱えています。


比較表で見る違い

項目 個人向け国債(変動10年) 新窓販国債
 金利タイプ  変動金利(半年ごと) 固定金利(発行時決定)
満期 10年 2・5・10年など
最低購入額 1万円〜 5万円〜
金利の下限 年0.05%保証 なし(マイナス金利の可能性も)
中途換金 1年経過後、額面保証 市場価格で売却(元本割れリスクあり)
対象者 個人のみ 法人・個人いずれも可

どちらを選ぶべき?


  • リスクを抑えて着実に運用したい人

→ 個人向け国債(変動10年)!
金利が低くても最低保証があり、元本保証で安心。

  • 市場金利に連動して高利回りを狙いたい人

→ 新窓販国債も選択肢に!
ただし、売却時の相場リスクには注意が必要。

 

※参照 財務省 個人向け国債・新窓販国債の商品性の比較 


まとめ:まずは「守り」から始めたいなら変動10年型


国債はどちらも国が発行する安全性の高い金融商品ですが、その運用スタイルやリスクの許容度に応じて、向き不向きがあります。

  • 元本保証や最低金利がある安心感を重視したい方には、変動10年型の個人向け国債が最適です。1年経過後であれば中途換金も可能で、家計に無理なく取り入れやすい商品です。

  • 一方で、市場金利の変化を活かして少しでも高い利回りを狙いたい方には、価格が変動するリスクはありますが、新窓販国債も選択肢の一つになります。

大切なのは、「安全性を優先するのか」「利回りを優先するのか」という、ご自身の投資方針を明確にした上で、納得して選ぶことです。

 

初心者の方は、まずは少額から個人向け国債で資産運用に慣れるところから始めてみてはいかがでしょうか。

 

また、介護や生活に関するさまざまなテーマについて、介護ポストセブンでも取り上げています。こちらの記事もぜひご覧ください。

 

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