介護になった場合の施設

Q.介護になった場合の施設はどのような施設がありますか。

 

A.比較的安価な介護保険施設と呼ばれる公共型施設、民間事業者が運営する(施設により入居一時金や費用等が大きく異なる)有料老人ホーム、安否確認や生活相談などが付いた高齢者向け賃貸住宅であるサービス付高齢者住宅などがあります。

 

公共型の介護保険施設には「特別養護老人ホーム」「介護老人保健施設」「介護医療院20184月から創設)」「介護療養型医療施設20243月末廃止予定)」があり、特別養護老人ホームのみが原則要介護3以上の方が対象になります。その他の施設は、原則、要介護1以上の方が対象です。

 

特別養護老人ホーム」は人気があり、申し込み後、すぐには入所できない場合があります。東京都のA市では、入所する方の状況にもよりますが、申し込み後3カ月から半年くらいはかかると言われました。

その間は、「介護老人保健施設」に入所して待つのも一つです。そのときに、入所希望の特別養護老人ホームと同じグループの介護老人保健施設があればその施設に入所がいいと思います。同グループなので、優先的に特別養護老人ホームに入れる可能性があります。

 

もしくは、お金がかかるのですが、有料老人ホームへ入居する方法もあります。先ほどの東京都のA市にある前払金なしのB有料老人ホームの場合、毎月約21万円~28万円(税別)+介護費用(1割と仮定)+光熱費等・理容院・医療費・歯医者・アクティビティー代等(1万円~3万円)で30万円くらいは準備したほうがよさそうです。仮に半年入居する場合は約180万円になります。

 

その後、特別養護老人ホームに入所したできた場合はユニット型個室で毎月14万円くらいはかかります。ただし、多床室であれば居住費が5万円くらい少なくなりますので総額で9万円くらいになるでしょう。

 

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カワムラ行政書士事務所